Patch-Work-Life デザインThinking. Vol.002
現役インテリアデザイナーの、手芸男子丸井がお届けするデザインから考える(Thinking)パッチワークのこと。 第2回は、前回から引き続き、PWLオリジナルクッションのデザインについてお届けします。
今回は〈YAKKO-SAN〉- a kite shaped like a footman - 今回も同じく、クッションのテーマは「ニッポン」。 日本の伝統的な色や、カタチをテーマにクッションをデザインしました。 折紙で作る“やっこさん”の折線を取り出したパターン。折紙の出来上がりのカタチではなく、折紙を折った時にできる折線の一部を切り取りパターンとして表現しています。 色は、空に上がる奴凧をイメージ。青と黄色を使い、まるで2色が重なったように混ぜ合わせた色(黄緑)を中央に配置して、パターンに一体感を表現しました。
左図と右図は基本的に同じ図形なのお解りですか?。 右のデザインは、左のデザインを角度を変えて、繋ぎ合わせた構成をしています。 このように、パターンをひとつ考え、それらを角度を変えてつなぎ合わせていくとまた新たなパターンが生まれます。 大きめのキルトを作るときなど、このように展開図を作成していろいろなパターンを発見していくのも、パッチワークの楽しみのひとつですね。 みなさんの身の回りにあるモノやカタチの一部を切り取ってパターンしてみましょう! デザインから考える、パッチワークのカタチ。次回もお楽しみに!